BC2000年〜コマ
英語ではTOPといわれ、コマは様々な国で様々な形態で親しまれています。独楽とも書くとおり、自立するコマを見て楽しむ。
世界各国のコマを撮影した映像として、デザイナー・イームズの映画作品『Top』(1969)がある。7分でアフリカの
世界最初の独楽の出現はいまから5500年ほど前の素焼きの砲弾型の独楽らしきものである という説がある。軸と胴体部分から構成される現代のコマの原型に近い形の独楽が製作された歴史も古く、およそ4000年前に木を削って製作したものに始まるといわれている。
以来、木製の独楽は製作しやすいといった理由もあって現代にいたるまで伝統的に様々な種類形態のものが製作されてきた。長い歴史の中で、木製の独楽とともに、時代ごとにその当時としては新しい材料と加工技術を用いて様々な種類の独楽が生み出されてきた。金属プレス技術とともに普及した金属製(主にブリキ製)の独楽、アジアでは金属の刃物等を使って竹から作製した竹製の独楽などが生まれた。
近代になるとインジェクションモールド(射出成形)によるプラスチック樹脂製の独楽や金属加工技術の発達により金属製の独楽が多く出現しました。最近ではNC(Numerical Control)切削加工機を駆使して精密な回転バランスに優れる手回し独楽(ひねりこま)が出現し10分間も回転し続ける独楽の出現にいたった。
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